納入業界と社会貢献度性
バルブは流れるものをコントロールする機器の総称です。(詳しくはこちら)そしてその特性上、社会インフラや多くの産業界で活躍しています。社会インフラや産業界といっても、そのシーンは多岐に渡ります。ここからは主な納入業界や使用方法をいくつかご紹介します。
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ビル建設(ビル空調)
冷暖房設備の配管・水などのコントロール
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船舶
船舶のバラスト、海水などのコントロール
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石油プラント
石油、採掘、精製設備流体コントロール
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発電施設
発電用冷却水の流量コントロール
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工場内水処理システム
工業用純水・洗浄水の流量コントロール
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その他
工場設備内空気・水・粉体の流量コントロール
納入業界は大きく6つに分類されます。ここでは紹介しきれないものの、その他の業界には機器製造をはじめ食品業界、薬品・化学業界の工場や、水を用いるテーマパークなど、多くの業種があります。巴バルブの納入先は「それが無いと社会・生活が成り立たない」場所や企業ばかりです。また各納入業界が抱える課題を解決することで、日々の人々の生活を支えています。次に、中でも3つの業界での納入事例をご紹介します。
納入実績紹介①:建築設備
建築設備業界では、私たちが生活をする場所の温度と水をコントロールしています。具体的には、1空気調和設備(ビル空調)、2給排水衛生設備(上下水・中水・防災設備)の流量コントロールに用いられます。空調設備では、室内の温度をコントロールするために冷水(夏)や温水(冬)の流量をコントロールします。給排水衛生設備では、給水・給湯設備 (飲料水)緊急遮断弁をはじめ、近年、震災などの災害時に水を確保できるように設置される配管が破損した際の水の流出を防ぐ場面でも活躍をしています。また防災設備・スプリンクラー設備(推奨製品:302Y)にも使用されます。
納入実績紹介②:造船
船舶(船舶のバラスト、海水などのコントロール)では、船体の重心を安定させ安心して船を運行させるために用いられます。巨大なコンテナ船やタンカーは、航空機と並び国際物流の要です。積み荷を下ろした船は、重心が上がり横転の危険性があるため、バラストタンクという水槽に海水を注ぎ、重心を安定させています。その配管に巴バルブが使用され、バラストタンクの水量をコントロールしています。
納入実績紹介③:工場内水処理システム(半導体製造)
工場内水処理システムでは、主に半導体製造時の工業用純水・洗浄水の流量コントロールで使用されます。液晶や半導体の生産には、不純物が一切含まれない純水が用いられますが、その純水製造装置の周辺に、巴バルブが役立っています。また、使用済みの純水を浄化して再利用するプロセスにも採用されています。
今後の展望:日本No.1の技術で海外へ
バルブが使われる業界や具体的な使用方法についてご説明しましたが私たちはこれまで、挑戦を繰り返し自らの技術力を高めることによって、1つ1つ活躍の場を拡大しました。巴バルブは、これまでの実績にあぐらをかくことなく生活の基盤を支えているという責任感と社会へ貢献できている誇りを胸に、次なるフィールドである「世界」への市場拡大に挑戦を続けます。